みなさんこんにちは 2018年4月会報より

2018.05.03会報

桜の木々もあっという間に新緑に包まれ、爽やかな風を運んできます。今年は思いのほか季節が早いですね。
会報スタッフも新たな1年に、さあ今年の会報は・・・と思案を重ね、新連載が4つ始まります。その一つ、2012年に愛知県支部で出版した「介護家族をささえる」からの転載(6・7ページ)は、愛知県支部がどのように活動を広げてきたのか、新しく会員になられた方も楽しく読んでいただけるのではと思います。
隔月とはいえ、やはり20ページの紙面づくりはなかなか力がいります。でも皆さんから“会報楽しみにしてるよ“とお声かけしていただけるので、随分その言葉に励まされて、スタッフ頑張っています。ちなみに会報づくりのスタッフも募集中ですので、お手伝いいただける方がありましたらよろしくお願いします。
先日”ケアラーズカフェ日向家“で、よくイベントに参加される地域の方から「看取り終えました。どうもありがとうございました」とお礼を言われました。その方から自分は介護者だと聞いたことがないので、私たちは彼女が介護していることは知りませんでした。もちろん相談も受けていません。ですがお友達と待ち合わせイベントに参加するのが、彼女にとっては、息抜きの時間になっていたようです。そこに「場がある」ことの大切さを改めて実感した出来事でした。
そして新たな試みとして、新たに相談場所が開設しました。ユニー㈱アピタのフードコートでの認知症カフェです。(11ページ)月1回2時間程度ではありますが、お買い物ついでに立ち寄れる気楽さがとてもいいです。まずは東海荒尾店3月14日~、続いて千代田橋店が4月16日から始まりました。私たち家族の会があちこちで実施するのかというとそうではなく、店舗のある自治体に声をかけ、「いいね私たちもやりたいわ!!」と言われたところから、地域包括支援センター主催で開催していけるよう、お店とのつなぎ役をやっています。実施時には包括支援センターが、それぞれの地域の方にもお手伝いいただきながら開催していくという方法です。
ですので皆さんのお住まいのアピタで開催するようになった際には、ぜひボランティアとして、加わっていただけるといいなと思います。もちろん参加者としてカフェ楽しんでくださいね。
”認知症買い物セーフティーネット“の取り組みをきっかけにユニー㈱さんとのお付き合いが始まりましたが、どんどん面白い展開になっていきます。ネットワークってこんな風に繋がっていくんだな・・と実感しています。
自治体での家族支援プログラムも今年は随分件数が多くなっていますので、スタッフはてんてこ舞いになりそうですが、プログラムで介護者の皆さんが元気になり、その後は新たな介護者交流会が発足したり、これまた素敵なネットワークへとつながっていきます。形が出来上がるには地道な活動が必要で、なんだかずっとその種まきをやっている感がありますが、でも面白く楽しいです。だって私たちが種をまくことで、みなさんがつながり、それぞれに自分の道を見つけ、花を咲かせていかれるのですから・・・。夏も早くやってきそうですので、くれぐれも体調にお気をつけてお過ごしください。      尾之内

会報スタッフ打合せの様子   隔月20ページ今年も頑張りま~す。