『認知症あるある』は、認知症に関する生活上のトラブルやその対応の実体験を集めて掲載しています

認知症あるある

金銭

通帳、証書を何度もなくしたと言い、再発行する。これをくり返して後から出てくる。
重要な通帳などは、家族が管理した。
銀行の通帳をすぐになくす。キャッシュカードもない。本人がお金が必要だったときに引き落としができず、銀行で行員に詰め寄ったらしい。
その都度作りに行ったが頻繁になったため、金銭管理を私がすることにした。現金は決まった分を渡した。現金の紛失は今もあるので、小額しか渡さないようにしている。
紛失時は、本人から、来てもいない人が来て盗られた等と言われる。
「現金がない」と電話があったあと、私が行くまでにお金を使っていることもあるので、何もしない。
気が付いたら約400万円の借金があった。
カードを全て止めて、弁護士をたてて債権処理を行った。結果、戻ってくるお金もあったが、10年間カードが作れない。
スーパーで買い物をして、レジを通って支払いをしたのに、レシートを持たなかったため未払いと思われて困った
財布におつりがあったことと、支払ったことを係員に説明して下さった方がいて解決。それ以降そのスーパーは使用していない。
貯金を数万円単位でATMで引き落としてきて、その使い道を覚えていない。通帳残高がほとんどなくなっていた。
窓口の人に聞きながらATM操作をしていたようなので、銀行の人に病気のことを話し、銀行の人から本人に「家の人と一緒に来てください」と伝えてもらった。のちに家族がカードを預かるようにした。本人が貯金を引きだすことはなくなり、希望時には家族が引き出し操作を行なっている。
人にお金を気前よくあげてしまう。
腹は立ったが見守った。そのうち、「管理された方が楽だから」と金銭管理をゆだねてくれた。
初期の頃、貯金を沢山引き出してきた。
家族で見守った
当時、財布にお金(1万円札)が入っていないと怒るためいつも入れていたが、トイレに鞄を忘れて出てきて探す様子もない。このようなことが4~5回あった。ブランド鞄の時は鞄ごと、安物鞄の時は財布だけ盗られた。全部取られると化粧品全部を買い直さなければならず大変。
トイレの前で待ち、鞄の有無を確認。常に一緒にいて見守った。
和裁を教えていたので、認知症初期も近親者が通っていた。その人にいろいろ詐取された。
その人の出入りを丁寧にお断りした。
言われるがままにクレジットカード、インターネット、高額な健康食品を契約していた。250万円のインチキリフォームにはやられてしまった。1年もたたずに雨漏りがでて、別会社でやり直す羽目になった。
殆どは解約できたが、不明のクレジットの年会費が自動で引き落とされている。(調査中)
各会社は、息子からの電話で「本人は認知症」と言えば解約に応じたが、一部ヤクザ系の会社は揉めそうになったので警察に届けた。その後も詐欺、勧誘の電話はあるようだが、本人が受話器を置いた瞬間に忘れてしまうので逆にトラブルは減った。
証券会社のオンラインで、株や投資をしていた父だったが、証券会社からひどい状態になっていると悲鳴の連絡があった。
家族が運用管理人となる契約をし、私が父の口座管理人となる。そこで初めて結構貯めこんでいたことが分かったが、管理がされていず、レクサス2台分の損失も発覚した。
認知症入り口だった父が電話を受け、今までの様に対処ができずに、約2000万円の投資を要求する詐欺の被害にあうところだった。
息子(私)が夜勤中の出来事だったため、警察に電話して22時に来てもらった。金を取りに来ると言われていた翌朝も刑事2人に張り付いてもらった。本当は父に一芝居うってもらい現行犯逮捕したかったようだが、それすらできない父の情けない姿であった。そのことが、現在お世話になっている先生の所へ連れて行く契機となった。私はその後うつ病になった。
定期預金の満期の案内が届いた。母には理解不能だったため、私が通帳を探したが見つからなかった(この時点では母の金銭関係に介入することは控えており、日常の生活費を引き出す程度の手伝いをしていた)。私(実娘)が電話で銀行に通帳・印鑑紛失と伝えたが、本人でないため取りあってもらえなかった。
実娘(私)一人で銀行へ出向いて説明してもダメだったので、市役所に相談し、同居の証明に住民票・実子証明の為原戸籍を持参し再度銀行へ出向くがダメだった。
本人を銀行へ連れて行ったところ、支店長の目の前で、自筆での住所や氏名などの記入を求められるが、本人が書くことができず、3度目でようやく銀行に認められた。キャッシュカードを作り、営業で出入りしていた銀行担当者に出し入れを依頼した。
3年前まで本人が自分で通帳を持っていたので、公共料金支払いが滞ったり、不必要な洋服、化粧品等を購入していた。特にトラブルはなかったが、お金が知らない間になくなっていた。
多めに貯金を引き出して、必要以上の大金を常に持ち歩いた。
外出時は極力付き添い、買い物の支払いはいつも家族がすることで大金を持ち歩く必要がないことをわかってもらった。家で生活費として本人からお金を受け取る時にとても喜んで見せた。少しずつ本人のお金の管理も任せてもらえるようになった。
お金や印鑑・通帳を盗ったと言われる。
金融関係(ホテルの会員券購入)で個人情報がわかり詐欺にあった。早めに封筒をみつけ説得をした。
封筒等で早めの対応が出来て、1~2万円程度の被害で解決。銀行・警察に連絡。それなりに対処はしたが、1年以上過ぎても「相手の人の対応がわかりやすく、親切に話をしてくれた」と話している。
金融機関にお金を預けてもいないのに預けたといい、騙されたと言って金融機関に電話をし続けた
家族が本人に説明しても理解できるわけもなく、家族が金融機関に謝りに行った。本人は納得しないまま忘れていった。
金銭管理ができない
貴重品、通帳などを預った。
家にある現金(収集した古銭、子供の貯金箱含む)を持ち出し、使ってしまう。
家になるべく現金を置かないようにした(全くないと盗みをしてしまわないか不安で、1~2万円置いていた)。今は足も弱り出歩かなくなった。
近所の床屋でカットしてもらった時 お釣りをもらってないと言い張った。
財布の中身を確認して説得した
相続問題
実母は10年以上前認知症で他界。生前に相続について確認する機会を失い、他界後親戚と相続問題で係争となった。
貯金通帳を管理したがるが、必要な電気代、母の施設のお金、つきあいのお金等は本人にとっては無駄遣いと思っており、これらに使えなくなるので見せられない部分もある。
一応通帳を本人にも見せてはいるが、落としたこともあるので私が持ち帰るようにしている。母の通帳は見せられないので「また今度」と言ってその場をしのぐ
おり合いの悪い親族に対し、物を盗られたと妄想を抱き、電話で文句を10年近く言い続けた。
言い分に対して否定せずに話を聞くようにし、本人は信仰心が強いので「神様が守って下さるよ」と何度も伝えた。
カード紛失
手続きをして廃棄した。
付き添いを嫌がるので一人で美容院へ行かせたら、不必要なサービスを受けて2万円を超える支払いがあった。手持ちが不足していたので家族が支払いに行った。
家族も同じ美容院を利用しているので今後どうするかを思案中

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