2024年6月2日(日) シングル介護者交流会
2024.06.28シングル介護者交流会 活動報告
暦の上では梅雨入り前ですが、夏を思わせる陽気の日の6月2日(日)、今年度2度目のシングル介護者交流会がウインクあいちで行われました。初めてご参加の方、研修の方も含めて17名のご参加。冒頭に服部先生から、会場のウインクあいち内で「シングル交流会」と言う館内表示を見た一般の方が「出会いの場」の交流会だと思われたご様子だった、とお話がありました。認知症家族交流会に参加されている方には「シングル交流会」でも伝わりますが、一般の方へは「介護者」は大切なキーワードだと言う事を改めて気付かせていただいたように思います。
今回は目の前の介護も去ることながら、介護者の生活、人生の話題も多かったように思います。
この会にご参加の方は独身者で親の介護と向き合っている方。兄弟姉妹がいても介護と向き合う中で疎遠になってしまっている方も少なくなく、自分自身の事故による怪我での入院、手術の時に、保証人がいない事を理由に複数の病院に受け入れを拒否された、と言うご経験のお話もありました。その中でも認知症を患っている親の介護は続いています。その出来事で心が傷ついた事もある中で、自分の努力、想いが報われたように思う出来事もあった、と話され、参加者全員でそのお気持ちを受け止めました。
入所中の施設側から、「身体拘束」についての同意を事後報告で署名を求められた複雑な思いも話されました。「事前に説明が欲しかった」。施設職員の日々のご苦労が分かるからこそ、施設へは言えない介護者としての素直な気持ち。こうした気持ちを吐き出す場、そして吐き出す事、大切ですよね・・・。
介護の中で親、兄弟姉妹などに腹立たしさを感じてしまう、親と感情がぶつかりあってしまう、など、抑えられない怒りについても話されました。気分転換にコンサートに行っている、と言うお話もありました。「アンガーマネジメント」が出来ると良いですが、抑え続けて爆発してしまう事もあるように思います。いろいろな事を考えに考えて感情が出てしまうその時って、それだけの状況だったのですよね・・・。
また、複数の方から、この交流会を通じて得た情報、アドバイスで状況が好転した、と言うご報告があり、会場から拍手がわきました。
その他、介護保険サービス利用の急な休止により自分の仕事に支障が生じてしまって困っている、反応してくれるアニマルロボットの活用など、話題は尽きませんでした。
「交流会その2」の後、まだ明るい事に驚きながらの帰路でした。
次回のシングル介護者交流会は8月4日(日)13時半~16時 ウインクあいちで予定されています。
リモート交流会は7月6日(土) 21時~22時半(ミーティングID: 976 7321 1494・パスコード: 337048)。
仕事と介護の両立勉強会&交流会は7月10日(水) 18時半~20時半 ウインクあいち。テーマは「介護者の体のメンテナンス」で、理学療法士の方からお話いただく予定です。
今年の夏もとても暑くなりそうです。介護の中、自分の体調管理はとても難しい事ですが、ご体調に留意してお過ごしいただき、ご都合つく方はぜひご予定下さい。