2024年10月6日(日) シングル介護者交流会

今年は「酷暑」と言われる暑く長い夏が漸く過ぎ、朝晩は涼しくなってきた10月6日（日）、シングル介護者交流会は初めてご参加の方のお2人を含めて21人の賑やかな会となりました。

今回も認知症の症状への対応、認知症以外の傷病への対応、自分自身の体調管理、メンタルコントロール、両親を同時に介護中の双方の介護のバランス、兄弟姉妹との介護への気持ちの温度差、兄弟姉妹への不満、施設入居後の罪悪感（身体が楽になり、親を見放しているような罪悪感）など、話題が多岐にわたり、時間が足らない程でした。

兄弟姉妹への介護の分担の期待はしてしまうものですが、「期待しない」事が出来ると精神的に少し楽になるのでは、と言うご意見が複数の方から出ました。代表からは兄弟姉妹を腹立たしく思う感情について、「同じ土俵にいるから相手の事を腹立たしく思ってしまう」、と客観的な視点でご説明いただきました。

自分自身のメンタルコントロールについては、ノイローゼ、介護うつなどが話されました。メンタル不調の対処について、（推し活のような）ストレス解消の他、ホルモン補充療法についてのご意見が複数の方から出ました。長く介護されている方からは、今までしてきたストレス解消法を行っても感情を抑える事が出来ず、感情を出してしまった後に罪悪感で苦しい、とのお話もありました。

これらに対して、「感情をぶつけられるうちが花」のようなご意見を看取り後の方からいただきました。渦中ではなかなか思う事は出来ませんが、実際に経験された方からのお言葉は重みがあるように思います。

今回も参加者の方から涙が見られました。「泣く事が出来る場所」って貴重で、大変なご状況の時ほど、大切なんですよね・・・。

この他、施設入居後、今後の看取りに備え、「会わせたい人に会わせている」と言うお話がありました。介護者自身の自己満足のような気もする、とおっしゃっていましたが、こうした事も家族にしか出来ない介護の一つのように思います。

帰り道の「広場」でされていた「まちかどコンサート」の調べに疲れた気持ちを癒していただいた帰路でした。

次回のシングル介護者交流会は12月1日（日）13時半～16時　ウインクあいちで予定されています。その後、17時から19時の予定で毎年恒例の忘年会を今年も開催予定。

リモート交流会は11月2日（土）　21時～22時半（ミーティングID: 976 7321 1494・パスコード: 337048）。

仕事と介護の両立勉強会&交流会は11月13日（水）　18時半～20時半　ウインクあいち。介護経験者の方から介護体験をお話いただく予定です。

これから忙しい季節になりますが、ご都合つく方はぜひご予定下さい。