2025年2月9日(日) シングル介護者交流会
2025.03.28シングル介護者交流会 活動報告
今年度最後のシングル介護者交流会はバレンタインデー間近の2月9日(日)、初めてご参加の方もお2人いらっしゃり、20名のご参加。賑やかな会となりました。
今回も在宅介護中の方だけでなく、施設入所中の方、看取り後の方もいらっしゃり、それぞれの立場での近況、今の悩みが話されました。
「認知症の症状に振り回され辛い」と言うお話については、他の参加者の方から「ほっとく事も大切」、とアドバイスがありました。
しっかりしたその人を知っている家族にはなかなか出来ない事ですが、認知症で「本人の世界」で生きている人のいつまで続くか分からない介護では大切な事なのかもしれません。
「食事がとれない」事についてのお話では、他の参加者の方から以前、交流会で、アイスクリーム、フルーツ等の口当たりの良い物でカロリー、水分、栄養を取るのも一つ、と他の参加者からアドバイスを受けて試してみた、とお話がありました。
食べられるように本人の好きな物などを食べやすいように工夫しても食べてくれなく体重が減少していく、この経験をされた方だからこその貴重なアドバイスですよね・・・。
朝の連続ドラマをずっと見続けていたのにストーリーを追うのが辛くなったのか見なくなってしまった、と言うお話では、また見るようになった理由が「好きな俳優が出ているから」。動機って思いがけない所にあったりするものなんですね・・・。
介護保険の要介護認定の介護度が適切ではないので区分変更申請を考えている、と言うお話もありました。要介護認定の調査時に、状況を調査の着目点に添った視点で話す事は最初はとても難しい事だと思います。一定の期間がある認定ですので、区分変更を申請する事も時に大切な事なのですよね。
介護はいつまで続くか、どうなっていくか分からないので、「今が大切」と言うお話や、先の不安もあり、精神的に不安定、と言うお話、認知症を発症してから普段運動せず歩く事も少なくなっているのに、旅行で4,000歩も歩いた、と言うお話もありました。
施設入所中の方からは「最善の方法だと思っても罪悪感、後ろめたさが拭えない」と言うお話が、看取り後の方からは、「喪失感から精神的に辛かった時期があった」、「介護が出来ていた頃が懐かしい」、等のお話がありました。
会の途中で服部先生から兄弟姉妹問題についても介護の課題の一つ、とお話があり、この課題に悩まれている参加者の方々が深く頷かれていました。
この他、デイサービスでの連絡帳、服薬管理、デイサービスの送り出し、インフルエンザ、介護者自身の怪我等が話題に上がり、今回も時間が足らない程でした。
会場からの帰り道、バレンタインの特設会場が!気持ちが張り詰めているとこうした景色も心に映らない事もありますが、介護者である自分の生活、人生を愉しむ事が、認知症の家族の願う所なのだなと思いながらの帰路でした。

次回のシングル介護者交流会は4月6日(日)13時半~16時 ウインクあいちで予定されています。
リモート交流会は3月1日(土) 21時~22時半(ミーティングID: 976 7321 1494・パスコード: 337048)。
仕事と介護の両立勉強会&交流会は3月12日(水) 18時半~20時半 ウインクあいちで看護師の方から「介護者の心の健康」についてお話いただく予定です。
お忙しい時期の方も多いと思いますが、ご都合つく方はぜひご予定下さい。
インフルエンザ、コロナなどで体調を崩しやすい時期ですが、どうかご自愛下さい。