団体紹介

目次


代表メッセージ

ようこそ「家族の会愛知県支部」へ

尾之内 直美

私たちの会は、介護家族と認知症の問題に関心を持つ人々が中心となって活動している民間団体です。支部発足は1980年8月31日、令和5年で丸44年を迎えます。

活動は介護者交流会(つどい)・電話相談・家族支援プログラム・機関紙の発行を中心に、主に家族支援に力を入れた取り組みを進めています。

特に「家族支援プログラム」は、愛知で独自に開発した介護者のための支援講座です。たった半年で家族が元気になれる魔法のプログラムでもありとても好評です。

また若年認知症の本人・家族交流会は、サポータの皆さんの協力をいただきながら楽しく進めています。

名古屋大学・日本福祉大学のスタッフを中心に研究班を組織し、客観的視点からの家族支援の在り方なども模索しています。

平成23年3月からシングル介護(独身で親の介護している方)平成27年5月〜ジェントルマンの会(男性介護者交流会)を始め、日本で初めてとなる「介護者憲章」や、平成26年3月に作成した「ケアラー手帳」の制作など、常に時代を先取り様々なことにチャレンジし家族支援の充実に向けた活動に取り組んでいます。また新たに平成30年9月~ 仕事と介護の両立を進める交流の場も始まります。

認知症の介護は介護する側が元気でなければいい介護はできません。またやってみて初めてその大変さもわかります。

だからこそ、ひとりで抱えないで気軽にSOSが出せる会でありたいと願っています。

いつでも困った時には、ドアを叩いてください。私たちと一緒に歩んでいきましょう。

「家族の会」は日本全国に支部を持つ全国組織です

「家族の会」は47都道府県すべてに支部を構える全国組織として活動を行っています。

本部ホームページ



介護者を守る「介護者憲章」
認知症の人と家族の会 愛知県支部

介護者憲章

この憲章は、「認知症の人と家族の会」という当事者の立場から、介護者支援の方向性を示すこと、 介護を担っている家族の視野が広がり、自らの行為の価値を再認識し、「私自身も、支援を求めてよいのだ」と思えるようになることを意図して作りました。
本憲章では、日常生活上の支援を必要とする「家族」に継続的にサポートを提供している者を「介護者」と呼びます(介護の専門職として働く方々は含みません)。

  1. 1.介護者は1人の人であり支援を必要とする人とは別個の存在である。

    介護者は、介護者であると同時に,一人の人であり,介護をしていてもその人自身の人生や生活があると気付くことが大切です。

  2. 2.介護者は、自分の介護のありようは自ら決めることができる。

    これまでの家族の歴史や介護を必要とする相手との関係性、自身の生き方を踏まえ、介護者としての役割をどのように担うかについては、自分で決めることができます。

  3. 3.地域社会のなかで介護者の健康と幸せは護られる。

    地域社会は住民がさりげなく支え合って生活していく「お互いさま」の場です。
    介護者が社会的に孤立しないよう配慮が必要です。

  4. 4.介護者の経験と知識は地域社会の財産である。

    介護者は介護に関する知識を豊富に持っています。
    様々な介護経験の蓄積は地域社会の財産となり、他の介護者を支えていきます。

  5. 5.介護に関わる子どもや青年は、自分の生活を楽しみ自らの可能性を追求できる。

    介護に関わる子どもや青年にも目を向け、彼らの将来の可能性が失われないよう、また彼ら自身の子ども/青年期の生活を楽しめるよう支援をすることが必要です。

  6. 6.介護者にとって必要な支援は適切に行われるべきである。

    住んでいる場所や自治体の財政、介護者の貧困や無知などの理由で差が生じないよう、全ての介護者に、支援はタイムリーに適切に十分に行われることが必要です。


沿革

1980年8月発足 介護者のつどい開催・相談活動・会報発行
1995年〜 リフレッシュ旅行開催
1996年 愛知県精神保健福祉協会表彰
1997年〜 街頭でリーフレットを配布して認知症に対しての啓発活動
1997年〜 認知症介護セミナー開催
1998年4月 名古屋キワニスクラブより表彰
1999年4月〜 電話相談スタッフ養成講座開催
1999年7月〜 第1回若年期認知症介護者のつどい開催
1999年11月〜 常設の認知症電話相談開設
相談スタッフフォローアップ研修
2000年11月 全国研究集会開催「受けとめて私のこころ」
(朗読劇「冬の陽だまり」製作・公演)
2001年7月 介護マニュアル本「はいこちら痴呆電話相談です!」出版
2002年3月 「呆け放談」研修用ビデオ作成
2002年4月〜 認知症介護レベルアップ研修開催
2002年9月〜 「劇団HEART TO HEART」結成
朗読劇公演による啓発活動
2003年1月 家族会「研究班」発足
2003年1月〜 会員対象「いかがですか?コール」開始
2003年3月〜 「家族支援プログラム(オノウチ式)」開始
2003年5月〜 三河ブロック交流会開始
2003年11月 介護スタッフの心のケア(講演会)
2004年5月 第19回「パチンコ大衆文化・パチンコ福祉応援賞」受賞
2004年9月 特定非営利活動法人「HEART TO HEART」設立
2004年10月〜 介護スタッフ「しゃべり場」開設
2005年2月 「家族支援プログラム(オノウチ式)」実施マニュアルビデオその1作成
2005年2月〜 地域交流会の発足及び、サポートの開始
2005年8月〜 認知症の啓発活動で県下市町村訪問(キャラバン)
2005年9月〜 市町村からの家族支援プログラム委託事業開始
2006年3月 町づくりキャンペーン2006「町づくりキャンペーン賞」受賞
「家族支援プログラム」
2007年3月 家族支援プログラムマニュアルビデオその2及びマニュアル冊子作成
2008年4月 市町村からの家族支援プログラム委託事業、レベルアップ研修等
特定非営利活動法人「HEART TO HEART」にて実施
2008年8月 認知症の人の買い物アンケート実態調査
2008年9月 認知症ケア学会「石崎賞」受賞 (家族支援プログラム)
2008年9月~12月 若年サポーター養成講座開催
2009年1月〜 若年本人・家族交流会「元気かい」発足
2009年3月 町づくりキャンペーン2009「町づくりキャンペーン賞」受賞
「買い物セーフティーネット」(NPO)
2009年11月11日 第一回 大交流会開催
2010年3月 マンガ冊子(買い物編)・買い物DVD作成(NPO)
2010年6月 介護者憲章作成
2010年10月 認知症ケア学会「石崎賞」受賞(介護者憲章)
2011年2月 30周年記念講演会開催
2011年3月 マンガ冊子(気づき編)作成
マンガ冊子(買い物編)外国語版作成
「英語・ポルトガル語・中国語・韓国語」(NPO)
2011年3月 シングル介護者交流会開始
2011年10月 ケアラーマネジメント勉強会発足
2011年11月 第2回大交流会開催
2012年2月 「介護家族をささえる」出版
2012年4月 ケアマネジャーに伝えたいことシート作成
2012月7月〜 ユニーグループホールディングス株式会社内での
認知症啓発イベント開始(NPO)
2012年10月 マンガ冊子(介護のコツ編)作成(NPO)
紙芝居(ぼくのじいちゃんたこやき名人)作成(NPO)
2012年12月 ケアマネ劇団『HEART』発足
2013年4月〜2014年3月 相談スタッフ養成講座開催(ピアサポーター養成) 第一回
2013年10月 面談相談開設 ケアラーズカフェ「日向家」オープン(太田川駅)
2013年11月 第3回大交流会開催
2014年3月 ケアラー手帳作成
2014年7月 チャリティーコンサート開催
2014年7月 尾張ブロック発足
2014年8月 仕事と介護の両立支援開始
2015年5月 ジェントルマンの会発足
2015年7月 マンガ冊子(介護保険編)作(NPO))
2015年11月 第4回大交流会開催
2016年2月 35周年記念講演会開催
2016年12月 企業向け 仕事と介護の両立支援 研修プログラム開始
2017年2月 ケアマネ応援!!自信がつくつく家族支援 出版
2017年11月 第5回大交流会開催
2018年8月 マンガ冊子(仕事と介護の両立編)作成(NPO)
2018年9月 なんとかやろまい仕事と介護の両立 学習会&交流会発足
2019年2月 カフェサミット開催
2019年3月 認知症カフェ運営マニュアル・利用マニュアル作成
2019年7月 ケアラーズカフェ「日向家」移転(尾張横須賀駅)
2019年11月 第6回大交流会開催
認知症電話相談開設20周年
2020年8月 リモート交流会発足
2021年3月 運営マニュアル(家族支援プログラム、つどいスタッフ用)作成
DVD(家族支援プログラム講座運営用、専門職・行政PR用、つどい持ち方のコツ)作成
2021年2月 全国オンライン家族支援セミナー開催
2021年8月 マンガ冊子(施設のいろいろ編)作成(NPO)
2022年6月 ジェントルマンの会(名古屋会場)発足
2022年11月 ジェントルマンの会(岡崎会場)発足予定