『認知症あるある』は、認知症に関する生活上のトラブルやその対応の実体験を集めて掲載しています

認知症あるある

このサイトについて

このサイトは、認知症に関する生活上のトラブルや、その対応の実体験を集めて掲載したものです。

掲載している事例は、『認知症の行動・心理症状(BPSD)等に対し、認知症の人の意思決定能力や責任能力を踏まえた対応の在り方に関する調査研究事業(平成27年度老人保健事業推進費等補助金(老人保健健康増進等事業分))』における調査回答をもとに、『認知症「生活支障(トラブル)」の発症機序と対応に関する研究(28-10)』(研究代表者:服部英幸/国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター) にて整理しました。

認知症に伴う社会的な生活支障は認知症診断前の初期の段階で多く発生しています。
しかし、その時点ではご本人やご家族等の関係者の方は相談窓口を知らない可能性が高く、加えて「援助を求める/受け入れる気持ちのゆとりがない」状態であることがこれまでの調査で示されています。

多くの認知症介護家族は「振り返ってみれば、あの時おかしいと思っていたけれど、そのまま過ごしていた。」といった内容を語っており、異変に気が付いていても、その時点では受診や相談に至るきっかけをつかめていなかったことがわかります。
このような家族の気づきが受診や相談につながって、その後の困りごとや負担が減るようにするためには、一体どうしたらよいのでしょうか。

現代では認知症に関する情報が溢れていますが、認知症の症状は様々で、ひとりひとり大きく違います。
そのため一般的な情報では、「自分のこと」や「自分の家族のこと」としては捉えにくい傾向にあります。
一方で、友達が言ってたんだけどね…といった口コミ情報で心が動くこともあります。
より具体的な情報、身近な情報があれば、自身の状況と照らして現在の状態に気づいたり、気持ちを整理したり、対応方法を考えるきっかけとなるかもしれません。

そこでこのサイトでは、様々な実際の事例やその対応方法を、できるだけ簡略化せずに、生の声として掲載しました。さらなる理解や行動につながることを期待し、「これって認知症のサインかも?」「認知症お役立ち情報」などもサイトのページに含めました。
このサイトが、皆様のちょっとしたきっかけや助けになることを願っています。

最後になりましたが、皆様のご経験を提供していただいたからこそ、今後の方々の力となるようにまとめることができました。様々なご経験をお寄せくださった皆様に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

公益社団法人 認知症の人と家族の会 愛知県支部

(2020年3月作成・公開)

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