『認知症あるある』は、認知症に関する生活上のトラブルやその対応の実体験を集めて掲載しています

認知症あるある

妄想

被害妄想、物盗られ妄想、嫁に対しての恨みごと。
施設入所で収まった
「捕まえに来た」と、四六時中玄関の扉を開けたり閉めたりする。
隣人へ説明し納得して頂いた。内服薬で落ち着いた
物盗られ妄想。家族、訪問した人、ケアマネを疑う
事情説明で解決。独居だったので、息子夫婦と同居し内服治療で落ち着いた。
実家にいたころ、自分の体が自由に動かなくなってきたせいか、「誘拐されて監禁されている。警察を呼んでくれ」と近所の人に言うようになった。
フラフラしているのに勝手に出かけてしまう事もあり、近所の学生に助けてもらったこともあった。その都度母がなだめ、施設に入るころには言わなくなった。
今一番困っていることは、鏡に映った自分を侵入者と思い込み、「早く出て行ってくれないか、いつまでいるんだ」等と言い、最後には「殺してやる!」とわめいて手が付けられなくなること。幸い娘が近所なので電話して来てもらっている。鏡だけでなく、窓やテレビに映った自分にも怒鳴る。
テレビなどには新聞紙を貼ってとりあえず自分が写らないようにしているが、どうしたらいいのか困っている。
鞄を盗られたとよく言っていた。
鞄は持たせないようにし、カギや財布はズボンのポケットに入れるようにしている。最近は鞄を盗られたとは言わなくなった。
家の周りが自分の土地だと思っているので、近所にどなりこんでいったり、お金を請求したりした。
菓子箱を持って謝りに行った。事情を話し、認知症の理解を得た。
近隣の桜の枝が出ているとか葉が落ちるとか、木を切るようにとか、文句を言う。兄弟の昔の嫌なことを思い出しては話し、自分だけは苦労したと言い出す。
隣家が綺麗に掃除してくれる。
兄弟の思い出話は今でもあるが、回数は減ってきている。
自分に都合の良い作り話をする。他の人の行動を自分が考えたように話す。
人が集まる時、わかったふりをしていても追及されてシドロモドロになり、相手は不審に思っている。
この様な状態が続いて、人間関係が悪くなってきた。
今は自分から話しかけることは無く、私どもが問いかけるとyes,noで返事。どうしてと聞いても言葉が出ない。 
物盗られ妄想で、介護者の夫を犯人扱いした
夫に認知症を理解してもらうのに数年かかった。今でもその時の後遺症があり夫は「ババァ」「くそババァ」と呼んでいる。
亡くなった夫をまだ生存しているとして行動する。
思いつく限りの対応をしましたが、全く効果なし。
夜中に「部屋のどこかに白いものが見える」「急にトースターやレンジ、戸棚のドアがバタバタ音を立てて開いたり閉じたりした」「飛び起きて隅々細かい所を調べた」などと言う
相槌を打って聞流す。定期受診の時、本人のいないところでノートに記入して医師に相談。
妄想・幻覚の症状がある。
年相応のもの忘れなのか、認知症の症状なのか微妙。
理解力の低下、思い込みがひどくなっている。介護者(私)に対して泥棒扱いしてくる
私に対して、妄想、幻覚により強く対応してくる。以前から小さいことが気になる性格だったが、次第にひどくなってきているように思い受診。これにより、初期のアルツハイマーと診断をうけた。かかりつけ医に月1回通院。
投薬を受けるが、自己流で服薬して飲み忘れが増えてきている。自覚がないため薬の飲み忘れが多いのだと思う。
本人は母(ピック病)の介護をしているので、それが刺激になっている様で本人のアルツハイマーはゆるやかに進行している。
夜中に自分の実家に電話して、デイサービスの人がお金を取りに来て座っているという(幻視)。また、娘への送金を金融機関に依頼したという(妄想)
家族が本人のところへ出向いて解決
「天井裏に泥棒がいる」「泥棒が物を取って行った」等大声で叫ぶ
近隣へは説明、釈明せず。皆さんそれとなく気づいていたようだが、何も言わず見守ってくれたようだ。
自分が他の人にあげたものでも、あげたということ自体忘れてしまう。
自分でなくしたカギを盗られたと言い出し、窓を閉め忘れて外出した時は、「鍵を持って行ったやつが中に入って窓から出て行った。」「自分の下着を盗むやつがいる」等、物がなくなるたびに「またやられた」と言っていた。
シリンダーごと交換したことにして(実際はしていない)、スペアキーを作り、「新しい鍵」だと言って渡して対応した
家の周りの土地が自分の土地だと思うようになり、「家はここからだ」というと暴れる。「何で隣に人がいる」とか「何で隣に人を入れた」などという。近所をぼんやりと歩き回るようになった。隣の息子と喧嘩になった。「隣は家を買って入ってらっしゃるから」と言っても聞かない。
相手(隣の息子)に謝り、連れて帰った。家にいては駄目かと思い自分の土地の芋ほりに連れ出した。隣の息子の母親から電話が入り、「息子はアスペルガーだから迷惑をかけた」と言われ、こちらこそと話したが…。
家に居ない方がいいと考え、デイの日を増やした
「仕事をやってもらってる人は昨日何人きたか?」「小さい子がついてきた」「お金を払わねば」「工具を持って行ってしまった」「物がなくなった」等と言って、家の者は返事のしようがないことが続いた
否定すると怒り出すので、時が過ぎるのを待ったり、散歩に連れ出して気を紛らわせるしかなかった。
4年前にやめた会社へ、工具と仕事の免許証を置いてきたと言って何回も会社へ行った。会社から電話が入り、「認知症とはいえ暴力を振るったら警察を呼ぶ」と言われた
自分で書いたメモ等がわからないと怒り、否定すると暴力を振るう。
免許証はコピーがあったのでもらってきて対応。工具は不明で、本人が言う金額も増えて行った。「そんなことはない」と言うと怒るので、行くと言ったときは数回ついて行った。「会社の所長がいないから」と言って行かないことがあり、そのうちに忘れていたようだ。
自分がしまい込んで物をなくした時、同居している兄や、介護に通う娘がしまいこんだと言い立てることがある
他人のせいにするところは聞き流して、とりあえず一緒に探す。決して犯人探しはしないようにして、探していたものが見つかったら一緒に喜び安堵するようにしている。
「誰がどう」とすぐ言い出すので、そこから視点をずらすように対応している。
物を盗られたと妄想
対象が私の義姉だったので、毎日通帳を見せてお金が引かれていないことを話した。数字が認識できなくなってからも、「大丈夫、盛大なお葬式ができるよ」と言うと納得した。
身の回りの物全て、「誰かが持って行った」「誰かがどこかに隠した」と言う。
ショートステイ中も同様にあった。
「一緒に探そう」「預かってたよ」と繰り返すうちに治った
田舎なので「隣の家の敷地に勝手に入ってはいけない」という感覚が薄く、人の家の草刈(機械で)をしてしまう。隣家の大切な木を切ってしまった
田舎なので草刈の苦情はきていないが、迷惑をかけているかもしれない。木を切った家に対しては私が謝罪に行った。
20~40年前に亡くなった実両親が戻ってこないかと、寝ずに待っていた。
嫁が物を盗った、勝手に入れた、服を破ったなどと強く言う
物を盗ったなどと言われた時は「知らない」とその場を離れ、本人が忘れるのを待つ。
義母が常に財布がなくなったと訴える。
看取り後、相続問題で弁護士に依頼中
 「便所に魔物がいるので怖くて使えず」と言って隣家で2,3度便所を借りた。
隣家は気安く家に入れて、貸して下さり助かった。状況を話して理解を得た。
介護1でデイサービスへ行くようになってからは減った。
介護3でグループホームへ入ってからは無い様子。
介護5になってからは意思表示そのものができない。
物を盗られたと妄想が激しく、もの忘れ、幻覚、奇声を発する等の症状がでて、あきらかにおかしいと感じた。
独居であったため、家族と同居しようにも家族の理解が得られず、やむなくグループホーム入所。その後認知症専門病院に入院となった。本人には認知症とは伝えず、強制的に入院させているので、非常に罪悪感を感じる。
物盗られ妄想で、「警察に訴える」「ヤクザにとりまかれる」まで発展することがある。
「家に泥棒がいるのは悲しい」と伝えた後は泥棒対象者は家の外にいることになったが、その対処の仕方が悪いと介護者を責める。
壁に落書きがあると言い、「誰がこんなことをしたんだ!」と怒る
「どこに書いてあるの?」と聞いて、「私には見えん」と怒る

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